リノベーション~お勉強編~ リフォームするなら増築も?!
2021年02月02日更新
リフォーム専門店の小江戸のリノベのYです。
こんにちは~
最近あったお問合せで、そうか、そうだよね、と思ったことがあったのでそのシェアを。
ご実家のリフォームを考えて、色々なリフォーム会社を調べたりしていた方なんですが、
費用の件もあるけれど、きれいにするなら間取りも少し変えたいな(←わかる)となったようで。
ご自分で考えてみたらしいのです。
ここの部屋をつなげて…とか、
トイレをこっちに…とか。
で、器用な方なので、図面を作っちゃった!
わお、上手
大体は階段の位置が1,2階でずれちゃったり、
トイレが異常に広かったり(笑)みたいなことがあるんですが、
結構ちゃんとわかる図面に。
そこから現地を見せていただき、色々と練っていくのですが、
もうひとつのプランの方が第一希望、ということで、
おもむろに出したその図面は、、、。
がっつり面積増えてる!
建蔽率も、容積率も増えてる!!
リフォームだと、確認申請という役所に出す申請はいらないのですが、
面積増やしちゃうと申請が必要!
それも10㎡以下ならいらないけど、この図面はがっつり増えてる!
(ちなみに10㎡は6畳分くらいね)
そもそも、
土地の面積もわからないし、
建蔽率、容積率も知らないので、
この図面が違法になるかならないか、もわからない
土地は余っているから、建物広げちゃえ!という気持ちもわかるんですが、
勝手に広げちゃうと、万が一売ろうと思ったときに違法建築になっている状態に。
そうすると、銀行はお金を貸してくれないので、買う人は住宅ローンが組めない、ということになります。
ニコニコ現金払いの方だけが買える家。
なかなか売りずらい…。。。
結構ハードル高い…。。。
増築!と考え付いたときは、まずは建築基準法に合うかどうかを調べないとなので、
先走って色々やらないでね~。
自分で出来るチェックとしては。
建物を新築した時に、完了検査、というものをするんですが、その証明書がないと原則増築はNG。
なので、その書類、検査済証というものが手元にあるかを調べておいてください。
新築時、
確認申請(この図面で建築します、と申請)→工事する→工事終わった→完了検査(図面通りに建っているかチェック)→図面通りですね、OKです→検査済証発行
という流れになるのですが、
昔の建物はこの検査済証が発行されておらず、、な物件が多数なのです。
図面を書いて、
夢を広げるのは楽しいですが!
あとでがっかりするのも残念なので、
現実的なところを押さえてから、にしましょうね~。
~~~小江戸のリノベでは、内外装を一新するだけではなく、「耐震」・「断熱」といった性能向上リフォームも行います。川越市で、リノベーション・増築・減築・改築・実家の二世帯化リフォームをお考えの方は、まずは小江戸のリノベでご相談にお越しください。